建築会社としてお客さんのために何ができるのか。何を目指すべきなのか。その問いに対するハナハウスの答えは、完成した家を見て
ハナハウスがつくるのは、限られた選択肢の中からしか選べない規格住宅とは違う、お客さんが希望するものを自由に選べる本当の注文住宅です。
打ち合わせは少し時間がかかりますが完成した時の充実感は格別です。家づくりが終わったあとに、ハナハウスロスになってしまうお客さんもたくさんいるくらいです。家をパッケージにした方が効率がいいことは分かっています。でも、そのお客さんにとって最高の家をつくるために、たとえ手間がかかっても
ハナハウスがすべての家をオリジナルプランでつくるのは、
もう一つの理由は、
定型のプランを敷地に当てはめるようなやり方では、敷地の個性は引き出せません。
断熱はとても大事な性能の一つです。ハナハウスでは断熱性能をZEH基準(省エネ5等級相当)を基本にしています。外壁や窓からどれだけ熱が逃げていくのかということを表す数値としてUa値というものがあります。そのUa値はZEH基準では0.60。省エネ4等級では0.87とされていて、ZEH基準の方がより熱が逃げにくいことになります。断熱性能を考えるうえでUa値は大切な指標となります。
誰でも、冬の寒い日にぽかぽかとした太陽の光に「温かい」と感じたことや、夏の暑い日に風が通り抜けていって「涼しい」と感じたことがあると思います。家の断熱性能、温熱環境を考えるうえで、自然の光や風を建物に採り込むことは実はとても大事になります。光や風は温かさや涼しさをもたらしてくれると同時に、心地よさも感じさせてくれます。断熱についてはUa値といった数値を意識しつつ、そこに光や風といった自然エネルギーを活かすことが大切になります。
断熱性能が高くても、冬は光が入らないければ晴れていても暖房に頼ることになります。夏は風が通らなければ熱がこもるので冷房に頼ることになります。断熱性能は冷暖房の効率に寄与しますが、
ただ、住宅密集地では自然の力を活かせないことがあります。そんな環境で家族それぞれが自分の部屋で過ごすようになると、光熱費が大変なことになります。そういった場合は熱交換器型の第一種換気を採用することをお勧めします。これは換気をしながら冬は温めた空気を、夏は冷やした空気を循環させるシステムで、これによりすべての部屋に基礎空調がまかなわれ、エアコンに頼らないで暮らすことができます。
断熱性能にはZEH基準よりもさらに優れたHEAT20G1・G2(省エネ6・7等級相当)といった基準もあります。ハナハウスではどの断熱性能にも対応できますが、性能を高めるほどコストがかかります。自然エネルギーの採り込み、熱交換器型の第一種換気を採用など、
耐震もとても大事な性能です。ハナハウスでは構造計算をして耐震等級2・3を取得することをお勧めしています。一方でハナハウスでは耐震等級1の家もつくっています。その理由はより自由なプランを求めるお客さんの希望に応えるためです。いろんな構造の検討方法が認められるのであれば、どんなプランでも耐震等級を取得することができると思います。でも現実は許容応力度計算というのが基本的にその検討手段となっています。ハナハウスでは耐震等級を取得しない場合でも水平構面の検討、壁量計算、4分割法、偏心率などの計算を通して耐震等級2・3相当の壁量を確保するなど、できるだけ強い構造躯体になるようにしています。
ハナハウスではZEHの家を建てることをお勧めしています。
ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語で、家庭内で消費するエネルギーを削減し、太陽光発電などによる創エネと合わせて実質のエネルギー消費量をゼロ以下の家にするという考えです。
ただZEHには太陽光発電を載せるなど、その基準を満たすためにはそれなりの費用がかかります。普及を進めるために、国は税制優遇や補助金制度を導入してきましたが、それでも現実として、ZEHの家には費用の負担が存在するので、先行投資をして光熱費を先に支払っているような感覚がありました。
問題は電気を貯められないことでした。せっかく太陽光発電で電気を創っても、たとえば共働きの夫婦であれば昼間にその電気を使うことができません。以前はその余剰電力を売電することで回収できたのですが、売電価格が下がりそれも期待できません。でもここにきてハナハウスでは蓄電池の価格を抑えて提供できるようになりました。ZEHは蓄電池とセットであればとてもお勧めです。他にも大阪ガスの特約販売店さんと提携した実質初期費用を0円で導入するプランもあります。
注文住宅の品質管理はマニュアル通りにはいきません。いろんな状況の中で何がベストなのか、どんな手順を踏むべきなのかという判断が必要になります。誰のための品質なのかということを意識し、このレベルの品質にするという強い意志を持って取り組んでいます。 (注)忙しさに負けてバタつくことはあります
家を建てようと考えたとき、何から始めればいいか分からない。そもそも何が分かっていないかが分からない。そんな方がたくさんいるのではないでしょうか。家づくりにはどんな費用がかかるのか。土地はどう探せばいいのか。土地はあるけどそこに家を建てられるのか。住宅ローンは組めるのか。家づくりを楽しんでもらうためにも、ハナハウスでは無料でいろんなサポートを行っています。ハナハウスで家を建てるかどうかは先のこと。家づくりに関わることならどんなことでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
アフターメンテナンスについてもハナハウスはすごく真面目に行っています。家が完成してから1年、3年、5年、10年ごとに点検カードをお送りして無償で定期点検を行っています。ただ、大事なのは無償の点検システムではなく、何かあればすぐにお客さんのところへ駆け付けられる存在であることだと思います。
家が完成したらお客さんとは「ハナハウスファミリー」として末長いお付き合いが始まります。ハナハウスのアフターは、何かあれば遠慮なく連絡をください。手先が器用な元大工の社長とスタッフが柔軟に対応しますというもの。もちろん出張料なんてかかりません。
ハウスメーカーの家が高いのはCMや住宅展示場の費用、営業マンの報酬などが建物価格に反映されるからです。大量仕入れという名目以上に高コスト構造なのです。ハナハウスではこのホームページを含め、パンフレットなどのツールはすべて自社制作。見学会は完成した家で開催させてもらっていて、営業マンもいないので報酬もかかりません。余計な宣伝広告費と人件費を抑えることで建物価格を抑えられるようにしています。
ただ、ハナハウスはローコスト住宅の会社ではありません。自然素材を使ってデザイン、性能、品質のすべてにこだわる家をベストプライスでつくっている会社です。坪単価について質問をいただくことがありますが、ハナハウスには規格住宅がないので設定がありません。では建物価格に何の目安もないのかというとそれはまったく違います。大切なのは坪単価という入り口の数字ではなく、完成したときの総額なのです。
ハナハウスでは資金計画書をつくることで目標の予算を設定していきます。お客さんそれぞれに予算と希望があります。そこに寄り添い、限られた予算でもできるだけ希望を叶えられるようにすることで、家づくりに満足してもらえるようにしています。
家づくりの締めくくりとして、ハナハウスでは引渡し式というものを行っています。これは家づくりを振り返るDVDを観てもらい、改めて家の完成をお祝いするというイベントです。そこでお客さんから「こんなにいろんな提案をしてもらえると思わなかった」。「想像を超える家になった」。「本当にハナハウスさんを選んでよかった」というありがたい言葉をいただくことがあります。そのときに感じるのは、いろんなことにこだわってハナハウスは家をつくっていますが、やっぱり一番大事なのはお客さんの気持ちに応えることだということです。
ハナハウスが自由な家づくりをするのは、お客さんに希望をできるだけ叶えたいからです。オリジナルデザインでつくるのは、そのお客さんにとって最高の家をつくりたいからです。そこに必要なのはお客さんのこだわりの大きさではありません。ほとんどの方が何にどうこだわればいいのか分からないというところからスタートしています。
つくり手のハナハウスも家づくりを楽しみ、お客さんと一緒に感動を共有すること。お客さんの気持ちに応えて、最後にありがとうと言ってもらえるように頑張ること。それがハナハウスの目指す理想の家づくりです。