ハナハウスは家づくりを自由で楽しいものにしたいと考えています。お客さんがつくり手のルールに縛られることなく素材を自由選べて、いろんな提案の中から好きなものを採り入れて期待した以上の家が完成する。家づくりの後で「自分たちのためにここまでしてくれた」、「家づくりが本当に楽しかった」と感じてもらえれば最高です。ハナハウスにコンセプトハウスのようなものがないのは、お客さんそれぞれの要望を叶えるためにオリジナルプラン・オリジナルデザインの家をつくっているからです。自由な家づくりができるとしても、こだわりがあってイメージをはっきりと持っている方は少ないです。ハナハウスでは打ち合わせをしながら好みを把握し、写真を使ってイメージを共有してからお客さんに合わせた提案をしています。だから家のことに詳しくなくても、センスに自信がなくても心配ありません。ハナハウスの手づくり感のある人がつくる家づくり。そこには信頼関係が大切になります。お客さんに寄り添って打ち合わせやいろんなやり取りをすることで関係を築き、安心して任せてもらえるようになっていく。引渡した後もつながり続けられるようにしていきたいと思っています。
ハナハウスがすべての家をオリジナルプラン(間取り)でつくる理由の一つはお客さんの要望を叶えるためです。同じ4LDKの家をつくるにしても、とにかくリビングを広くしたいのか、それよりもダイニングキッチンを充実させたいのか、あるいは空間を細かく区切りたいのかによってプランづくりのアプローチが変わります。収納一つとっても何をどこにどれくらい入れるのかによって提案が変わります。オリジナルプランでなければお客さんそれぞれの要望を叶えられないのです。もう一つの理由は敷地の個性を活かすためです。敷地にはその形や大きさ以外にも方角、接道状況、周りの建物の高さ、採り込める景色の有無といった個性があります。そしてそれを踏まえて建物を敷地のどこに配置するのか、部屋をどの位置関係にするのかを検討します。明るくて風通しのいい家をつくるのは基本です。よくある決まったプランを敷地に当てはめていくようなやり方では至りません。オリジナルプランでなければ敷地それぞれの良さを引き出せないのです。プランは家づくりにおいてとても重要です。お客さんの言葉に出来ない要望を汲み取り、敷地の個性を見極めてプランをつくることを大切にしています。
断熱性能は快適に暮らすためにとても大切な数値です。ハナハウスではZEH水準(省エネ5等級)を基準にしていて、さらにお客さんの要望に合わせてHEAT20G1・G2(省エネ6・7等級相当)といった断熱性能にすることもできます。ただ快適に暮らすために必要なのは断熱性能だけではありません。誰にでも冬の寒い日にぽかぽかとした太陽の光に「温かい」と感じたことや、夏の暑い日に風が通り抜けて「涼しい」と感じた経験があると思います。この光や風といった無償の自然エネルギーを利用することがより快適な暮らしにつながります。断熱性能の高い家をつくることは基本です。でも断熱性能を高くすればその分だけ費用も高くなります。ハナハウスでは全体のコストを踏まえて必要な性能を選択してもらえるようにしています
断熱性能を高めれば熱が逃げにくくなるので光熱費を抑えることができます。でも個室がたくさんある家ではエアコンを何台も使うことになり、大きな吹抜けがある家ではエアコンに負荷がかかります。そこでお勧めなのが、光熱費を抑えながら快適に暮らすことができる熱交換型の第一種換気です。この換気システムなら冬には温めた空気を、夏には冷やした空気を家の中に循環させることにより家全体の基礎空調をまかなえるので、エアコンの運転を極力抑えることができます。換気システムの効率を高めるためには、建物の床面積に対してどれくらいの隙間面積があるのかを表すC値がポイントになります。一般的に高気密住宅と言われるのがC値1.0以下とされていますが、ハナハウスではC値0.12を記録した実績があります。
ハナハウスでは耐震等級3を取得することを基本にしています。建築基準法上の耐震等級1の家というのは、極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性があるとされていて、等級2はその1.25倍、等級3はその1.5倍の強さがあるとされています。ただお客さんの希望や敷地の環境に応じて耐震等級1の家をつくることもあります。その場合でも水平構面の検討、壁量計算、4分割法、偏心率などの計算を行い、耐震等級2・3相当の壁量を確保するなど、できるだけ強い構造躯体になるようにしています。耐震性はそれを確保するためにどうするかが大切になります。基礎図や構造図を正しく作成し、現場でその品質を確認する。ハナハウスはそこに建築会社としての姿勢が問われると考えています。
建築会社として品質の高い家をつくることはごく普通のことだと考えています。お客さんはハナハウスを信頼して家づくりを任せてくれています。その責任をきちんと受け止め、少しでも品質のいい家にすることを意識しています。ハナハウスでは品質を確保するためにすべての現場を必ず自分たちで確認するようにしています。これは自分たちで施工管理をする自社施工だからできることです。ひと手間を惜しまないこと。当たり前のように聞こえますが、品質の高い家をつくるためにはそれがとても大切になります。
ハナハウスはいつも同じ職人さんと家をつくっています。それはずっと一緒に家づくりをしてきた信頼できる仲間ということ以上に、品質の確保・向上に大きな役割を果たしてくれるからです。細部にまでこだわってつくることができるのは、そんな職人さんと現場で知恵を出し合えるからです。ハナハウスがつくるのは世界に一つしかないオリジナルの家。それゆえに事前の検討や建築的な難しさを伴いますが、むしろそこにやりがいがあります。現場では隠れて見えなくなるところにこそ、こだわる必要があります。
ハナハウスでは家づくりに関することならどんなことでも無料で相談していただけます。そもそも何から始めればいいか。資金計画の考え方、家の価格のこと、性能のこと、住宅ローンのこと、土地探しのこと、土地はあるけどそこに家が建てられるのかなど、どんなことでも大丈夫です。また補助金、住宅ローン、登記の申請などもサポートしています。お客さんに家づくりを楽しんでもらうために難しいこと、分からないこと、慣れていないことをすべてお手伝いしています。どんなことでもお気軽にご相談ください。
ハナハウスのアフターメンテナンスは家が完成してから1年・3年・5年・10年ごとに無料点検カードをお送りしています。でも大事なのはこの無料点検システムではなく、ハナハウスが家のことならどんなことでも相談いただける頼れる存在であることです。家が完成したら「ハナハウスファミリー」として末長いお付き合いが始まります。ハナハウスのアフターは「何かあれば遠慮なく連絡をください。手先が器用な元大工の社長とスタッフが柔軟に対応します」というものです。もちろん出張料なんてかかりません。
ハナハウスは家の価格を抑える取り組みをずっと続けてきました。家の価格は材料費、職人さんの労務費、管理費によって決まります。材料を少しでも安く仕入れるためにメーカーや販売店さんに協力してもらい、他にも在庫品や時期的に安いものを仕入れるなどの工夫をしています。仕入れ値を下げるためによくあるのが、職人さんの労務費を抑えるというやり方です。でも職人さんの単価を下げることはその想いに共感して現場を任せているハナハウスには合わないのです。
ハナハウスが特に意識してきたのは管理費を抑えることです。広告宣伝費を抑えるためにホームページやパンフレットを自分たちで制作し、デザイン、写真撮影、更新業務などもすべてスタッフで行っています。またコストのかかる住宅展示場には出展せず、実際に建てた家を見学会に利用しています。人件費を抑えるために家づくりに関係のない営業は採用せず、建築女子にはコーディネーターと現場監督を兼務してもらい、さらにマネージャーには総務と経理も任せています。
管理費を抑えることはそれなりに大変ですが、それによって価格を抑えることができます。同じ価格で家をつくるなら、管理費を抑えることでどこよりも好きな材料に費用をかけられるので、それだけ理想の家を建てられる可能性が広がります。もし家づくりをあきらめようとしているなら一度ご相談ください。限られた予算の中でも費用の分配を変えることで家を建てられる可能性があります。大変であってもお客さんのためにこれからもこの取り組みを続けたいと思います。