目指したのは、スウェーデン郊外にある邸宅。1960年代に作られたモダニズム建築を参考に、当時使われていた素材を意識して作りました。 外観は建物と駐車場の屋根の形や傾きにこだわり、アクセントにヴィンテージ感のあるスクラッチタイルを使い、あえて古びた感じを出しました。駐車場の屋根は、梁と軒裏の木材の構造の美しさが見所。 玄関ドアを開けると吹き抜けに続く重厚感のあるコの字の階段が目に飛び込みます。リビング天井はチーク突板を市松張りにしました。
Photograph / 北欧ヴィンテージ
玄関扉を開くと目に飛び込んでくる重厚感のある階段。踏板に分厚い無垢材を使い、石調の割肌のタイルを貼って、石造り風の階段に仕上げました。お施主さんのこだわりフランスのアンティーク照明は、階段のタイルの影を柔らかく映しだします。
人工大理石の天板が美しい造作洗面
ペンタゴンの形でチークの突板を市松張に。間接照明を仕込み、陰影を壁に映す空間に。
趣味を楽しむ書斎
床はパーケット、腰壁も高く設定してつくりあげた。お施主さんいわく『旅館によくある一息つくスペース』をイメージ
キッチン+ダイニング
リビング
エントランスホール
階段
書斎
寝室