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お客さんの想いを叶える家をつくること。デザインだけではなく品質と性能にこだわる建築屋であるというのがハナハウスの考えです。それ以外に、地震につよい家をつくること。アフターメンテナンスはどうなっているのか。無垢の木と自然素材を使う理由。そして、ベストプライスの家づくりへの取り組みなどについて、ハナハウスのムードメーカーであり社長の古谷了一に話してもらいます。

皆さま、平素より大変お世話になっております。私はハナハウスの社長を務めております古谷了一(通称りょーちゃん)と申します。私は「おぎゃ~」と生まれてこの方、堺以外の土地で暮らしたことのない堺人で、元々は大工を生業としておりました。それがいつの間にか社長という肩書をいただき今日に至ります。
ハナハウスでは家ごとに4~5名のチームを組んでおり、コーディネートと現場監督は建築女子が、品質・性能の責任者として小野が、そして住宅ローン・資金計画・見積りといったお金に関することは桐原が中心となっております。家づくりにおける私の役割は大工出身の経験と知識を活かし、地震につよい家をつくるための骨組みとなる構造躯体の監修をしております。
ハナハウスが木造軸組み工法のみを扱うのは、私が木造の木組みを機能的にも視覚的にも美しいと思っているからです。ただ機械的に考えるのではなく、お客さんの希望や建築女子たちの意図を汲んで構造躯体を考えていくのですが、根本にあるのは安心して暮らしていただけるつよい木組みをつくることです。上棟日に狙い通りの美しい木組み目の当たりにすると、いつもちょっと誇らしい気持ちになります。

アフターメンテナンスはどんなシステムがあるのですか?とお客さんから聞かれることがあります。そんな時、私はいつもシステムというのはありません、「何かあったらいつでも声をかけてください。というシステムです」と答えております。もちろんハナハウスは法人ですので、1年・3年・5年ごとにメンテナンスカードを郵送させていただき、お客さんのご希望の日にお伺いしております。でも、それはあくまでも定期点検であって、「何かあった時はいつでも対応します」という姿勢が大事だと思っております。
そもそも、ハナハウスは私が起業した会社ですので、すべてのお客さんのお顔とお名前を覚えております。お客さんからお呼びがかかった時に「元気そうですな~」、「お子さん、大きくなってますな~」という会話をさせていただけるのはすごく嬉しいことですし、そういう関係はいい家づくりができた証拠ですので、社長冥利に尽きます。いつも思うのが、家づくりの終わりが末永いお付き合いの始まりということです。誠実に対応すること。当たり前のことをきちんとできるのがハナハウスだと思っております。

大工としてものをつくっていた私としては、お客さんにはせっかく建てた家に長く住んでいただきたいと思っております。ハナハウスが無垢の木や漆喰といった自然素材を使うのは、長く住んでもらうために必要なものだと考えているからです。自然素材の魅力は時間が経って古く汚くなるのではなく、味わいが深くなる経年美があることです。この色あせない美しさは一般的に使われている新建材にはない魅力です。日本の住宅が平均26年程度で建替えられているのは、耐久性というより家への愛着の問題です。ハナハウスは20年、30年と住むことができる品質の家をつくっておりますが、家への愛着がなければ住み続ける気持ちになれません。自然素材を使ってお客さんの想いを叶える家をつくれば、家づくりの思い出とともに愛着が湧き、ずっと住み続けたいと思えるのです。
ハナハウスの社長として、愛着の感じられるいい家をいい値段で提供したいと思っております。そのために取り組んできたのは、ホームページやパンフレットを社内で制作し、莫大な費用のかかる住宅展示場に出展するのではなく、お客さんの家をすべてモデルハウス品質の「ショーホーム」として建てることで宣伝広告費を抑えること。そして建築女子には現場監督とコーディネーターの役割を担ってもらい、家づくりに携わらない営業マンを置かないことで人件費を抑えたスリムな経営をすることでした。そこに十津川森林組合さん大阪府森林組合さんの協力による無垢材の産地直送価格での提供、販売店さんの協力によるシステムキッチンなどの設備から断熱材などの建材に至るまでを価格を抑えて提供してもらうことでベストプライスの家づくりが可能となっております。

最後に少しだけ私のことをお話いたします。堺生まれの堺育ちの私は、3人兄弟の末っ子の長男として北三国ヶ丘ですくすくと育ちました。大学を卒業して某工業ガスメーカーに入社するもわずか半年で脱サラ。職人の世界への憧れもありましたが、サラリーマンを続ける自信がなかったというのが本音です。大工を目指し、佐久間大工に師事。その技術と人間性が素晴らしい師匠のもと4年半の修行を経て、無事一人前の大工となります。やがて社長という肩書が付くのですが、その頃の私にはこういう会社をつくりたいという理想もなく、そもそも社長の器ではありませんでした。このままではいけないと考え、中小企業の経営者が集まる勉強会に参加させていただき人間尊重の経営を学びました。現在のハナハウスは熱い気持ちを持ったスタッフばかりで、我ながら本当にいい会社だと感心しております。ここに至るまで私が何かをしたというより、スタッフ自身が創意工夫をして少しでもいい家をつくることに取り組んでくれました。私はただ、お客さんを信じ、職人さんを信じ、スタッフを信じてきただけです。私は器用ではありませんが、いい家をつくること、信じることは続けられると思っております。